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100年ライフの大人のたしなみ モノと心・情報のお片づけとは?

2022.5.31

日本の平均寿命は年々伸び、世界のトップに立っています。30~40年にもなる長いセカンドライフを経験したことのない私たち。モデルのない暮らしをどう充実させるか・・・ひとりひとりが新しい価値観をもって準備する必要がでてきました。

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人生100年のセカンドライフ、
「はじめて」がいっぱいで不安

「将来への不安を解消し、自分らしく充実した生活を送りたい」と多くの方が望むでしょう。そのためには、健康や医療、介護や福祉、家の片付けや施設入居、財産管理や相続、葬儀や供養、等々の幅広い知識をもって、自身で決断し、行動していかねばなりません。あまりにも課題が多く、しかも専門的すぎるため、「何から手をつけたらよいかよくわからない」方が大半なのが現状ではないでしょうか。「よくわからないこと」は、つまり「不安なこと」。 そして高齢になればなるほどこれが「もう面倒くさい」に変化していきます・・・これが 「セカンドライフを自分らしく充実させたいが、何も手が付けられない」 の正体なのです。

「不安を解消し自分らしく人生をまっとうする」ためには、心を整えつつ必要な情報を集め、アップデートしていくことが必要。そのための第1歩として、まず一度立ち止まって人生のたな卸し、「生前整理」することをお勧めします。「生前整理」することによって気づきを得ると、自身のエンディングまでを見通した「新しい人生の目標」を立てることができます。

100年ライフの大人のたしなみ

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「生前整理」は、充実して生きるための
「モノと心・情報のお片づけ」

ありがたいことに最近では「生前整理?聞いたことがある」といわれる方も増えてきました。

「生前整理」とは、(一社)生前整理普及協会が提唱し普及している概念で、『モノ・心・情報を整理』すること。 一般的な「整理収納術」・「断捨離」や、人生の終わりを準備する「終活」とは違い、より充実して暮らし生ききるためのメソッドです。 まずはすぐに役立つ知識を得て、ご自身の気になるところや優先順位の高いところから始めることができます。

特に重要なのは「心の整理」。 モノの片づけをしながら住まいや暮らしについて向き合い、人生の振り返りをして家族や自身についてあらためて考えていきます。 空間や心が整理されると気もちに余裕ができて、これからのことをスムーズに準備する心構えが出来上がっていくのです。  自身の健康や介護について、住まいや施設入居について、残すべき財産や相続について・・・など、課題はたくさん。

昔の日本的常識や伝統にとらわれることはありません。思い出のモノは自らの手で残し、不要品は使ってくれるどなたかへ届けます。日頃から家族への愛情や感謝をどんどん口にし、介護の希望は家族で共有し準備しましょう。 老後資金のことを専門家に相談するのは恥ずかしいことではありません。お墓について親族会議するのは縁起が悪いどころか、子世代に感謝されますよ。

生前整理

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「生前整理個別相談」で新しい人生の
目標づくりをお手伝いいたします

親の介護と施設入居をきっかけに「生前整理」を学んだ私は、指導員としての7年間の活動でより具体的なメソッドを確立し、セミナーや講演を通じて皆様にお伝えするとともに、個別にもさまざまなご相談を承っております。

その内容は多岐にわたり、モノの片づけはもちろん、将来の住まいや暮らし方、親子家族関係、老後資金や相続、健康や介護、施設入居、葬儀やお墓のことまで・・・! 

お話を伺い相談しながら、優先順位付きの個別の生前整理プランを作成し、その方法と手順を具体的にお伝えしています。もちろん、おひとりで解決できない問題は頼れる専門家や専門業者のご紹介も可能。「少しでも皆様の不安と将来リスクを減らしたい」という気持ちで寄り添うことを心がけております。どうぞお気軽にお問い合わせください

生前整理個別相談

本コラムでは、「生前整理の基本 - モノの片づけ・心の整理・情報の伝達」について、順を追って詳しく解説していきます
「生前整理」は「モノ・心・情報を整理」して、あしたの道すじを照らすこと。ひとりでも多くの方が新しい目標をもって幸せに生ききることができますよう、と願いつつ