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セレモニー続きの年度末

2026.7.1

七五三以来のスタジオ写真が増えた春
多忙な桜の季節は今年で最後になるのか

「はーい、目線こっちにください!」。セピア調のバックスクリーンの前で、卒業証書を手にして立つ次男。スーツの上に着たアカデミックガウンと、房の垂れた角帽が初々しい。続いて両親も背後に立って撮影。大学院の学位記授与式(修士終了)の当日、キャンパス内で行われた撮影会だ。
プロによる記念写真を撮るのは、三人息子それぞれ5歳で撮った七五三以来。女の子のように晴れ着を着ることもないし、立派な台紙に収まった写真を息子たちが見返すこともない。長男は新居が狭いからと、アルバム類を全部実家に置いていった。次男の記念写真を撮りながら、「これは親のためのものだなぁ」としみじみ思う。子育てとしての次男の式典もこれで最後だ。

記念写真は老後の楽しみに

前日は三男の高校卒業式だった。私が係を務める謝恩会もあったため、朝から晩まで緊張感の途切れない1日だった。1年前から準備をしてきたので、無事に会を終えて先生方をお見送りしたときは、安堵感から脱力気味に。小学校のPTAからサッカーママまで、親の係もあれこれやったが、今回の謝恩会係で最後になるはずだ。
3日空けて長男のウェディングフォト。雨続きの年度末の中で、ありがたいことにこの日だけは快晴だった。遠方から嫁の親族も来て、両家揃っての集合写真を青空の下でプロカメラマンが撮影。挙式も披露宴もやらないと決めた2人には、この日が結婚式代わりだ。着たかったデザインのウェディングドレス姿の嫁は、キラキラまぶしい笑顔を見せていた。
セレモニーウィークの締めは4月頭、三男の大学入学式。次男の入社式でもあるこの日は再び強雨。大学の校舎前で傘を差しながらの記念撮影は、混雑しすぎて誰が被写体かわからないような写真になった。
こうして新年度が開幕した。三人息子それぞれ節目の行事を迎えられたことに感謝! この1週間で急増した記念写真は、母の老後の楽しみにするよ。そう思いながら、仕事とはまた違った“ちゃんとしなきゃ”感の連続と、慣れないストッキング&パンプス&真珠ネックレスの毎日に疲れはマックス。ベッドにダイブして、「終わったー! 疲れたー‼」と叫ぶ母なのだった。

セレモニー続きの年度末