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梅雨到来!? 夏を迎える前の庭木のお手入れ

2023.5.24

今年もジメジメとした梅雨の季節がやってきます。人間にとっては湿度が高く不快指数も上がる梅雨の季節ですが、お庭の植物にとってはたっぷり水分を補給し、梅雨明け後の成長に備える大切な時期となります。一方でこの時期に庭木のお手入れを怠ると人間同様に調子を崩しがちです。ここでは梅雨の時期、本格的な夏の到来前に実施しておくべき庭木のお手入れについて紹介します。

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風通しを良くしましょう!

庭木も植えてから数年が経過し、順調に生育している場合、枝や幹が伸長し、お互いに絡み合い、葉が重なり合う事で風通しや庭木内側の日当たりが悪くなります。風通しが悪く湿度が高い状態が続くと害虫や病気の発生する確率が高くなってしまいます。 高木では【すかし剪定】、低木や芝生は【刈込み】を行ってあげることで風通しが良くなり、庭木内側への日当たりもよくなります。古い枝や葉を切る事で新しい枝の伸長や葉の更新を促進し、引き続き順調な庭木の成長を促すことにもつながります。

庭木のお手入れ例1
庭木のお手入れ例2
庭木のお手入れ例3
庭木のお手入れ例4

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病気や害虫を防除しましょう!

雨が多く湿度の高くなる梅雨の時期は植物にとって貴重な水分を蓄え、成長に備える大切な時期ですが湿度が高くジメジメしているということは病原菌や害虫たちにとっても繁殖のしやすい環境となり、庭木の病気や害虫の発生のリスクが高まる季節でもあります。梅雨の時期に発生することが多い庭木の病気にうどん粉病、斑点性病、もち病、すす病などが挙げられます。これらの病害は庭木の美観を損ねるだけでなく樹木の生育にも影響を与え、最悪の場合は枯死につながることもあります。
また害虫ではアブラムシや毛虫類、ゾウムシなどがこの時期に発生する事が多く。害虫被害も庭木の美観を損ねるだけでなくフンなどから細菌性の病気を誘発することもあり、こちらも最悪の場合は大切な庭木の枯死につながる場合もあります。
大切な庭木を病害虫の被害から守る為には、まずは予防が肝心です。庭木の根元に落葉や枝が堆積している場合は綺麗に掃除し、晴れ間にしっかりと庭木全体に殺菌系、殺虫系の薬剤を散布してあげる事で病害虫の発生リスクを低く抑えることが可能です。その際、薬剤の使用方法を守り、適正な量を散布してあげる事が庭木を傷めないコツとなります。

病気や害虫を防除例1
病気や害虫を防除例2

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肥料をあげてさらに元気に!

庭木の風通しを良くし、病害虫の予防を行った庭木に肥料で栄養を与えることで夏場の成長を促進することが可能です。施肥は、庭木の健康な成長と豊かな花や実の形成に必要な重要な作業です。その際、庭木の種類や生育状況に合った肥料を選ぶことが重要です。一般的に、総合的な植物用の肥料や有機肥料を使用することが多く、窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)の3つの栄養素を含む、NPK肥料を使用することが一般的です。適切な施肥を行うことで、庭木に栄養を補給し、成長を促進するだけでなく病害虫への抵抗力も高めることができます。

以上、本格的な夏を迎える前の庭木のお手入れポイントについて3点ご紹介させていただきました。愛情とひと手間をかけてお手入れしてあげる事で是非ご自宅の大切な庭木をより一層元気に育ててみてください!