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自分でできるエアコンの掃除

2023.2.22

寒い日が続いているので、エアコンを活用されている方も多いのではないでしょうか。
エアコンは、部屋の高い部分に位置していることもあり、簡単なお掃除であってもちょっと手間に感じてしまいますよね。エアコンのフィルターは埃やゴミで目詰まりすると、送風の能力が下がるため、運転効率がダウンしてしまうということをご存知でしたか?送風の能力が低下すると、冷暖房の効果を得るためにより多くの電力が必要となり、結果、電気代が高くなってしまいます。また、エアコン内部にカビを誘引するなど、室内の空気環境にも悪影響を及ぼしてしまいます。
今回はご自身でできる簡単なエアコンのお掃除方法をご紹介します。

1

フィルターのお掃除

まずは、エアコンフィルターのお掃除です。
用意するものは雑巾、掃除機、中性洗剤、使わなくなった歯ブラシ等。
お掃除前にエアコンの本体を雑巾で綺麗に拭きましょう。カバーや上部を拭くことで、エアコン本体についていた埃が舞うことなくお掃除をすることができます。
続いてエアコンのカバーを開け、セットした状態のフィルターの表面に掃除機をかけます。時間がないときにはこうして掃除機をかけるだけでも効果があります。
ゆっくりとフィルターを外し、フィルターの裏側からシャワーをかけて埃を洗い流します。もし落ちない汚れがあったら、水で薄めた中性洗剤と歯ブラシ等で、優しく落としてください。
洗ったフィルターは濡れたままエアコンに戻すとカビの原因になるため、水分をしっかりと拭き取ってください。拭いた後は、風通しの良い場所に陰干しするのも効果的です。

フィルターのお掃除
フィルター
吹き出し口のお掃除
吹き出し口

2

室外機のお手入れ

次は、室外機をチェックしてみましょう。お部屋のフィルターや吹き出し口の埃については確認しても、室外機をご覧になる方は少ないのではないでしょうか?
室外機の裏側についている、薄い金属板のフィンに、埃が詰まっていないか確認してみてください。配管がつながっていたり固定されている場合もあるので、手が届く範囲で掃除機で吸うか、こちらも歯ブラシで細かい汚れをかき出してあげると効果的です。室外機内部のお手入れは、分解が必要になりますのでプロに任せしましょう。

室外機
室外機
室外機裏面
裏面

3

お掃除の際の注意点

最後に、お掃除の際は次の点にご注意ください。
取扱い説明書を用意し、手順を確認しながら作業しましょう。ご自宅のエアコンに合った作業手順が書かれています。
また、お掃除の前には必ずコンセントを抜いてから作業するようにしましょう。エアコンの掃除をした後は、フィルターに水分が残っているとカビの原因となるため、30分程度、送風運転をしてください。
なお、フィルターや吹き出し口の掃除をしてもカビ臭などが残る場合は、エアコン内部にあるフィンや送風ファンにカビが発生している可能性があります。その場合は、プロにお任せしましょう(市販のエアコンクリーナー等による内部洗浄は、故障の原因となる可能性があるため、エアコンメーカー各社もお勧めしておりません)。
エアコンをこまめにお掃除することで、冷暖房の効率が上がり、暖房時の設定温度を上げることもできるかもしれません。それは個人で出来るSDGsの目標達成への取り組みとも言えるのではないでしょうか。今回ご紹介をしたエアコンのお掃除以外にも、身近なところから省エネの取り組みを始めてみることが大事ですね。